取材班が最初に訪れたのは、現地ティーテイスターが教えてくれた「ミルクと紅茶の味が良い」と評判のお店です。確かに、店前には大勢の人だかりが出来ていて、人気店の様子。ミドルクラスの人々が多く利用しているようです。
ルピシアだより10月号でもご紹介した通り、ここの名物はサフラン入りのチャイ。サフランの重厚な香りが広がる甘さを抑えたチャイは、なんともいえない高級感のある味わい。価格はサフランなしのチャイが20ルピー(約30円)なのに対して、サフラン入りは40ルピー(約60円)。倍の値段ではありますが、日常使いでこんなリッチな風味が楽しめるなんて・・・うらやましい限りです。
お茶請けとして注文したのは、定番のサモサ(インド風コロッケ)。パイ生地のような皮の中には、豆やジャガイモをすりつぶしてスパイスで風味付けした餡が包まれています。ほどよくスパイスの効いた上品な味わいで、サフラン入りのリッチなチャイとの相性が抜群でした。