1839 年創業の名園による夏摘み和紅茶。やぶきた品種らしいコクのある風味と軽妙なうまみ、甘い蜜香の余韻がふくよかに調和した、新時代を感じさせる逸品。

実生とは、一般的な品種栽培で用いられる挿し木栽培ではなく、手間をかけてお茶の実から育てられた茶樹のこと。どっしり深く根を張り、同じ茶樹でも場所によって微妙に性質が異なるため、製茶した際に複雑な風味の奥行きがあります。
ご紹介するやぶきた実生の茶葉は、約50年前に茶業試験場で育種された純血やぶきた品種に由来する、現在では非常に珍しい茶樹です。
やぶきた品種らしい繊細さのある軽やかな口当たりと豊かなコク、蜜のような甘い香りの余韻のある絶妙な味わいが印象的。製茶後、半年以上寝かせてなじませてから出荷された、まさに飲み頃、上質な味わいをお楽しみいただけます。